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クリエイティブな焙煎で、ロンドンのクラフトコーヒーブームの火付け役に|Volcano Coffee Works[ロンドン]

2017.5.23


アートやデザイン関係者が現在こぞって移動し、ユニークなお店やレストランが林立、カルチャー発信地として現在注目されているロンドン南部。今回はここ数年で爆発的に広まったロンドンのクラフトコーヒーブームの先駆者的ロースタリー&カフェ「Volcano Coffee Works(ボルケーノコーヒーワークス)」を訪れました。


カフェがあるウェスト・ダリッジはサウス地区の喧噪からほどよく離れた閑静な住宅地。昔は電子機器会社のビルだったという建物を改装した建物には現在、クリエイティブ系をはじめさまざまなオフィスが入っています。 こんなところに素敵なカフェが隠れているなんて!



こんにちは。


「Volcano Coffee Works」オーナーのカートです、こんにちは。


コーヒーのいい香りがしますね!いろんな種類があるんですね。


定番ブレンドに加えて、 年に2回新しいブレンドを出しているんだよ。たとえば、「スプリング・シーズナル・ブレンド」はクリーミーなボディにオレンジの花やアプリコット、ヌガーのような香りと味わいが感じられるブレンドなんだ。


フレーバーを後から加えたコーヒー豆ではなくて、豆の選別やブレンドでそれぞれの味わいを出しているんですね。


そう、ワインと同じで豆の種類や産地、陽のあたり具合や乾燥の過程、保存方法で味に大きな変化が出るんだよ。




とっても奥が深いんですね〜。コーヒーの焙煎はいつから始めたんですか?


僕はニュージーランド出身で、もともとベジタリアンのシェフをしていたんだ。その後いろんな国を旅していて、ロンドンに落ち着いたのが90年代。


そうだったんですね。ロンドンでもやっぱりシェフを?


そう。中心地ソーホーにある老舗ベジタリアン・レストラン「mildreds(ミルドレッズ)」で働き始めたんだ。仕事は楽しかったけど、その頃ってまだロンドンにはおいしいコーヒーが少なくて、残念だなと思っていた。食事の最後をシメるのがコーヒーだから、まずいコーヒーを出して台無しにしたくないってね。


なるほど〜



それで ロンドンのロースタリーの老舗「Monmouth Coffee Company(モンマスコーヒーカンパニー)」へ見学に行って、試行錯誤しながらで自宅焙煎を始めたんだ。家が煙だらけになったけどね(笑)。でもコーヒー焙煎所を始めるようになった大きなきっかけは交通事故。


え!交通事故!?


ケガのせいでそれまでのように長時間キッチンに立てなくなってしまったんだ。それで次は何をしようかと考えたときに、やっぱりコーヒー焙煎所をやりたいと思ってね。それで 「Full Steam(フル・スチーム、この名前は現在も定番エスプレッソの名前に引き継がれています)」というロースタリーを立ち上げたんだ。


そうだったんですかー。そこから「ボルケーノ」になったきっかけは?


ロースタリーを今のロンドン南部に移すにあたって、新しいブランド名を考えていたときにちょうど2010年のアイスランド火山噴火が起こったんだ。ヨーロッパ中の空港が閉鎖になって大騒ぎになったよね。そのとき、「そういえばインドネシアのスマトラとかハワイとかコーヒー豆の原産地には火山が多いぞ」ということに気がついて、「ボルケーノ」というネーミングでいこうと決めた。火山の持つ爆発的なパワーもいいなと思ったし。


確かに、パンチがあるネーミングです! パッケージのデザインもとても素敵。


ありがとう。これは奥さんのデザインなんだ(と顔がほころぶ)。彼女は雑誌『オー・コメリー』のデザイナーをやっていて、火山のシンボルと、カフェが入っているビルをかっこいいデザインに仕上げてくれたんだ。 カフェにはTシャツやバッグも置いてあるから見て行ってね。




カウンターに置いてあるこの本みたいなものは?




新商品のカフェポッドだよ。Nespressoのマシーンに対応している。「BOLD 」「BLANCED」「RESERVE」と、気分に合わせて3つのタイプが選べるようになっているんだ。で、ポッドは100%土に還る素材で作られている。これは業界初だよ。


すごい!


キッチンの棚にレシピ本と一緒に並んでいる感じをイメージして、本みたいなパッケージにしたんだ。コーヒー豆は鮮度が大切で、焙煎してから3週間がいちばんおいしいんだけど、ポッド だと6ヵ月ぐらいもつんだ。


ポッドのような形で鮮度の問題がクリアできれば、今後、 海外にもボルケーノの豆を提供できたらいいと思っている。オーガニック農法で頑張っている産地の人たちとの関係を大事にしたいので、少しずつ、無理なく進めていくつもり。


—ポッドなら日本でも楽しめますね。こちらのユニークなパッケージもコーヒー?






アセンブリー・コーヒー」といって、新しく始めたブランドなんだ。コーヒー通のためのブランドで、味についてはあえて細かく明記せず、飲む人やバリスタに任せて、フレーバーをパッケージの色で表現している所が特徴。毎年恒例になった「ロンドン・コーヒー・フェスティバル」にも出展しているよ。


なんだかアーティスティックな雰囲気ですね。ところで、カフェのランチメニューやペストリー類もおいしそう〜。



レストラン「オットレンギ」でペストリーシェフをやっていた友人がメニューを担当してくれたり、いろんな仲間が協力してくれているんだ。


居心地がよくて長居したくなります。ランチもいただいていこうかな。どうもありがとう!


コーヒーの歴史やロンドンのコーヒー・トレンド事情など、ここでは書ききれないくらいコーヒー への情熱を語ってくださったカートさん。ご本人の「コーヒー大好き」という気持ちが周りの人までをぐるぐる巻き込んで幸せにしていく、そんな雰囲気の漂う素敵な空間です。

ロンドンのさまざまなカフェで味わえるようになった「ボルケーノ・コーヒー」ですが、お隣の焙煎所から直送される香り高い1杯を、この広々とした空間でぜひ味わってみて。




Volcano Coffee House
Parkhall Trading Estate,40 Martell Road, London, SE21 8EN

月-金8:00〜16:00、土9:00〜16:00、日休

www.volcanocoffeeworks.com



著者プロフィール |ネモ・ロバーツ

写真家&ライター。日本で広告制作と撮影の仕事に関わったのち、2003年よりロンドン在住。在英邦人向け週刊誌の仕事などを経てフリーランス。

nemoroberts.com



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