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メガネのないメガネ屋、蚤の市... バイヤー・NAOのパリでの買い付けに密着

2015.8.14


"パリでの買い付けは過酷でした…"

そう話す、新税ブランドから老舗ブランドまで幅広いラインナップを取り扱う、表参道のセレクトショップ「HOMEDICT」で、バイヤーを務めるNAO さん。

それもそのはず、今いるほとんどのバイヤーは事前にアポイントを取り、予定通りにショップを周る中、彼の買い付けは "現地を歩き回り、気になったお店やショールームにその場で交渉する"という、20年ほど前のバイヤーが行っていた昔ながらのスタイル。

40℃近い猛暑の中、1日に数十件を歩き回る日もあったというから驚きです。

ここでは、今では珍しい昔ながらの買い付け方法で挑んだバイヤーのNAO さんが、パリで出会った人々やエピソード、各ブランドへの思いをご紹介します。

つらい思いをしてまでも、その買い付け方法をあえて選ぶ、彼ならではの考えとは。

名前:NAO
職業:「 HOMEDICT」「PARKHOUSE101」 バイヤー/マネージャー






熱い思いを胸に。いざ、パリに買い付けへ。


「Wi-Fiがどこでも飛んでいる今、現地で不安になると、誰かが買い付けしたルートを調べがちです。しかし、そのように同じ道筋で買い付けをしてしまうと、今現在あるセレクトショップと何も変わらなくなってしまいます。

そのため、本来のセレクトショップの姿を取り戻すべく、情報が少なかった20年ほど前にバイヤーが行っていた、ネットを使わず、目で見て心に刺さったブランドと直に交渉するという方法を、僕も実践することにしました」(NAOさん)






初日に迎え入れてくれた大先輩、1LDK PARISの関さん。

「買い付けに向かうことが決まったとき、昔からお世話になっている1LDK PARISの関さんに報告すると、彼も1週間前にパリに着いたばかりだったそう。もともと現地の店舗に挨拶へ行くことを約束していたこともあり、パリ到着後すぐ会いに行きました。

ずっとパリに住みたいという関さんの願望を、日本にいるときに近くで聞いていたこともあり、それを本当に実行したことに対して、憧れを抱いたと同時に刺激をもらいました」(NAOさん)






展示会に向かうため、"作り手目線"のスタイリングで気合注入。


「一見、派手に見えますが、テクニカルなモノ作りを行っているウエアを自由に着こなした我流のコーディネート。買い付け時は、スーツのセットアップにハイテクのスニーカーを合わせたようなスマートな着こなしのバイヤーさんが多いんです。

しかし、僕はモードの世界で生きてきたわけではないし、自分がそれをやっても面白くないという思いがあったので、とことん自分の気に入っている洋服で挑みました。会場で『Wow!』と、驚かれたこともありましたが…(笑)」(NAOさん)






世界でただ一つ。店内に眼鏡が並ばない眼鏡屋「ANNE ET VALENTIN」に足を運ぶ。


「この日は、HOMEDICTで取り扱い、僕自身も大好きな眼鏡ブランド「ANNE ET VALENTIN」のショップへ。同店には、店内にディスプレイ用の眼鏡が一切置かれていません。

カウンターにスタッフが待ち構え、ライフスタイルや骨格、視力、サングラスかメガネかなど、細かくカウンセリングをした後、雑談を挟んでから、その内容にあった眼鏡を提案するという、眼鏡界では世界唯一の接客方法で販売をしています。最高峰の接客を受けたかったという思いもあり立ち寄ったお店」(NAOさん)





「YUKETEN」のデザイナー・松田氏と打ち合わせ。ベテランの考えるクリエイティブについてを真剣に話し合う。


「古き良きアメリカンシューズを展開するブランド「YUKETEN」のデザイナーであり、アパレル界の大先輩である松田さん。世界的に有名で、キャリアの長いベテランデザイナーとして、常に新しいクリエイティブを生み出すために、何を考えているのかなど、気になる先輩の考え方を、根掘り葉掘り聞いてきました。

YUKETEN・松田さんを敬愛する僕が、松田さんを追いかけ始めてから約10年目。歳は離れていますが、洋服に対しての本気度は自分も変わらないくらい熱い思いを持っていると思っています」(NAOさん)






「HOMECORE」デザイナー・アレックスとの打ち合わせ。次の取り扱うラインアップを話しながら談笑も。


1993年に、ストリートブランドとして始まった「HOME CORE」。国内ではあまり知られていませんが、90年代のフランスでは超有名ストリートブランドとして一世を風靡しました。

「ストリートウェアを打ち出していたブランドが、綺麗なカジュアルウェアを展開するようになった『HOME CORE』。しかし、デザイナーはストリート和エアを展開していた頃から変わっておらず、『デザイナー・アレックス自身の心境の変化によってここまでブランドが変わっていくのか』という驚きとともに、ブランドとしての成長をとても感じ、『HOMEDICT』でのセレクトを決めました。

彼の『最高なカジュアルウェア』という明確な打ち出しに賛同し、『HOMEDICT』でもファンになる方が増えています」(NAOさん)






「CAMO」の展示会に潜入。デザイナー・ステファノと今季のアイテムを入念にチェック。


イタリアの展示会「PITTI IMAGINE UOMO(ピッティ・イマジネ・ウオモ)」で最優秀新人賞をとったことがある「CAMO」のデザイナー・ステファノとの打ち合わせ。

「今後のファッション界を引っ張ってくれる存在だと言われています。10年後、世界へ向けて表現を強めているブランドになりそうだという予感がしているため、共に歩んでいくブランドとして取り扱いを始めました」(NAOさん)





朝一番に、気分転換がてらパリの蚤の市へ。何が買えるかな?とワクワクしていたけど….


少し早く起きてしまった朝。買い付けという目的を一瞬忘れようと、フリーな時間をつくって向かった先は、蚤の市。

「現地の人に話を聞き、ローカルな人が集まるというパリの蚤の市へ。何かいいものはないかな?と探してはいましたが…仕事スイッチがOFFモードのためかボーッとしてしまい、現地民と話してばかりで、肝心な商品はあまり見ず終わってしまいました(笑)」(NAOさん)






展示会場で紅一点だった「MONOTO」の元へ。新人デザイナー・Paulineとアートについて語り合う。


MANという、大きなメンズ中心の展示会があったのですが、その中で唯一27歳という若い女性デザイナーが、一人でブースの切り盛りをしていたそう。

「レディースブランドの商品を、メンズにうまく取り入れ、表現することはできないかな?とよく考えているんです。そういった考えの中、展示会で同ブランドを見たとき、『これはありかも』と感じたんですよね」(NAOさん)





突如鳴り響いたエンジン音。振り返って見てみると、「KUBOTA」に乗った外人が…(笑)


「炎天下の中、何十店舗も見て周っていたため、本当にフラフラだったのを思い出すと汗が出てきます…(笑)。歩きまわっていたからこそ発見できる、最高のブランドを見つけようと、ひたすら歩き周っていました。そんなとき、爆音で鳴り響くエンジン音が聞こえたんです(笑)」(NAOさん)





買い付けが終わり、日本に帰国。あっという間だったパリの余韻が心の中に…


「今回の買い付けはプライベートの時間はほとんどなく、1LDKメンバーと一緒にいたときに向かったエッフェル塔が唯一の思い出。

そのほかの時間は、買い付けの時間が埋まりすぎていたため、食事の時間を忘れて歩き回るばかりでした(笑)。思い出すだけでも息苦しくなってきますね….(笑)」






帰国後、さっそく買い付けた商品を店長の板垣さんに説明中。


ドイツでコレクションを発表している『Aristo』というブランドの時計を買い付け、さっそく店長の板垣さんに説明中。『Erbprinz』という世界初上陸の新ラインを自慢気に話します。また、買い付けで感じた熱い思いも伝えたそう。



「いろいろなメディアでも語られていることですが、買い付けに行って感じるのは、縫製などの洋服作りは日本が世界一だということ。しかし、パリに行った意味というのは"表現の自由"を感じるためでもあったので、白人のブランド、黒人のブランド、老舗ブランドから新参ブランド、ランウェイブランドとさまざまな種類の洋服を見てきました。

そういったクリエイションを見てきたなかで新たに感じたことが一つあります。長く活動を行ってきたブランドが成長してきたように、新しくできた若いブランドも『HOMEDICT』とともに成長できるよう、もっと応援したいということ。

実現するかはわかりませんが、『HOMEDICT』でより多くの若手ブランドの洋服を販売し、その資金をもとに、若手ブランドがさらに成長できるような資金援助システムを作れたらなと思っています」(NAOさん)

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