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シカゴアンから注目を集めるお花屋さんが、売上の25%を寄付し続ける理由

2016.12.2



シカゴダウンタウンの北西に位置するウエスト・タウンにオフィスを構えるオンラインベースのお花屋さん、「Flowers for Dreams」。

もともと、アートスタジオだった場所を改装し、オフィス兼作業場にしています。お店にはお客さんが直接来ないので、だだっぴろい場所にオフィススペース、会議室、作業場所、倉庫スペースがあります。





アメリカのお花屋さんって、日本やヨーロッパと違って、パッとしたイメージがなかったのですが、今回紹介するFlowers for Dreams(フラワーズ・フォー・ドリームズ)」はちょっと一味違うんです。



きっかけは大学のプロジェクト



Flowers for Dreamsは、オーナーのJoseph Dickstein(ジョセフ・ディックスタイン)(27歳)とSteven Dyme(スティーブン・ダイム)(26歳)が学生時代に大学のプロジェクトとして始めたビジネス。今もっともシカゴアンから注目を浴びている花屋さんと言っても過言ではありません。実際、ここの花束を受け取ると、誰もがここのお花を誰かに送りたくなる不思議な花屋さんなんです。


高校時代の親友だったジョセフとスティーブン。別々の大学に進学したのですが、夏休みの間、大学のプロジェクトの一環として、大学や高校の卒業式で花を販売し始めたのがビジネスの始まりだそうです。ビジネスとはいっても、その利益の一部は貧困層の子供たちに学校で必要なバックパックと筆記用具・文房具等を寄付していました。


大学を卒業した後、2012年からオンラインベースで注文を受ける形で本格的にビジネスを始動。以来、毎月売り上げの25%(約17万ドル以上)を地元のチャリティー団体に寄付し続けています。



地元チャリティー団体を通じて地域との繋がりを強める



毎年12月になると、社員みんなの意見と投票をもとに、翌年に月替りで寄付をする12のチャリティー団体を厳選。地元の団体へ寄付をすることで、知名度を上げ、更に社会的にも良い評価を得ることができ、宣伝しなくてもお客がやってくるというのも納得ができます。


ジョセフはこう言います。


「会社を立ち上げて利益が出たら、ほんの少しのお金でもいいから地元のコミュニティーがよくなるように還元すべきだと思うんだ。少しでも世の中が良くなるようにね」



彼らの熱い思いは、着実に消費者に伝わり、ここの花束を受け取った人たちにも伝染しているのです。お花の受取人だった人が、今度はお客として花を買いに来る。それは、この会社の素晴らしいコンセプトに魅了され、今度は自分が大切な人に花を贈ることにより、誰かまた別の人のためにも役立っているという感覚が心地よく感じるからでしょう。




リーズナブルな価格と洗練されたデザインでオンラインのフラワービジネス業界に旋風を巻き起こす


従来のオンラインベースの花屋は種類はとても豊富なのですが、洗練さに欠け、しかも値段も高いので、正直私はプレゼントで誰かに送りたいと思ったことがありません。実は多くのシカゴアンも、時代遅れのデザインで無駄に料金を取られていると感じていたようです。




その消費者の願いを見事に解決したのがFlowers for Dreams。この若い二人組は、フラワーアレンジメントのデザインチームを作り、花のアレンジをもっとコンテンポラリーかつ自然なイメージでスッキリとまとめた4種類のデザインとアレンジメント、そして花の冠のみに限定しました。


デザインは色と花の雰囲気で創り出されるので、デザイナーによって、ひとつずつ違うデザインが創り出されます。料金も35ドルからと良心的。



また、冬以外は地元の農家で育てられた花を使うので、花のデザインは季節ごとに変わり、消費者が飽きないような工夫も。


さらに、シカゴ市内のデリバリーは自転車で配達することにより、従来の花屋でチャージされる配達料金をカットし、値段もスッキリ・シンプルになっています。ただし、冬のシカゴでは自転車は無理なので車での配達ですが、デリバリー料金は無料。





もちろん利益は大事、でも同じくらい大切にしているのは人とのつながり


※トラックの後ろ部分には「すべての花束は素晴らしい地元のチャリティー団体に利益をもたらします」と書かれている



事業がうまく軌道に乗り始めた頃、多くの人たちから「もっといろんな場所や街で店を増やして、ビジネスを大きくしたら?」とアドバイスをもらったという二人。


お金はもちろん大事。だけど、彼らの中には同じぐらい大切なものがあったのです。それは、チャリティー活動をしたことによってできた人とのつながり。ジョセフは、「このチャリティー団体とのコネクションが、僕らの会社のブランドを創り上げてくれたんだ」と言います。


最近ようやく"B Corp"に認定されたんだそう。"B Corp"とは有名どころでパタゴニアやベン&ジェリーのように、社会問題や環境保護に力を入れる会社のことを指します。設けられている基準に合格しないと認定されないので、"B Corp"に認定されることはとっても名誉なこと。


同じビジョンと誇りを持って一生懸命働いてくれるスタッフや、地元で頑張る農家や同じ境遇の起業家と共に、シカゴをより良い街にしたい。そんな熱い想いを持った二人は、会社として利益ばかり追求するより、地域とのつながり、人とのコネクションをとても大切にしています。会社の利益も勿論重要だけれど、地域への貢献や社会環境の改善のためにできることを自分たちなりに追求し、辿り着いたのがこのFlowers for Dreamsだったのです。


彼らの若さにもびっくりしましたが、この心温まるビジネスコンセプトと、素晴らしいアイディアを持っているこの二人組には、頭が下がるばかりです。


今後のビジネス展開と活躍に期待が高まる








2014年から始めたウェディングのフラワーアレンジメントは、来年の夏まで予定がびっしりなのだそう。


また、食べ物やスイーツを箱型のトラックで売りに出るフードトラックがここ何年かで人気を集めているシカゴ。Flowers for Dreamsも、今年の5月から新たな試みとして、フラワートラックを始動させました。


天気がいい日限定で日によって違う場所に出没するこのトラック。どこに出没するかはネットで検索できるようになっています。この時期シカゴはすでに寒いので、今は休業中ですが、暖かくなったら、このトラックを街中で見かけるのが楽しみです。


地元のスモールビジネスオーナーたちとコラボした商品を出す予定もあるようで、今後のビジネス展開と活躍が大いに期待できそうです。


これからも、フレッシュなアイディアでもっともっと頑張ってもらいたいと思える素敵な会社。ここの花を使いたくなる消費者の気持ちがよくわかりました。


私も今後いろんな人にFlowers for Dreamsの素敵なお花を送って、ジョセフとスティーブンの夢を広めていくお手伝いができたらと思います。


Flowers for Dreamsのオフィシャルサイト


■著者プロフィール

Hisae

シカゴ在住の広島県人。平和と自然をこよなく愛し、写真を撮ること、ロードバイク、ランニングが大好き。波乱万丈の人生を、いつも笑顔で楽しんでます♪

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