FOR USER
App Storeからダウンロード
FOR SHOP
出店する
出店する

THE WORLD ELEMENTS

Follow Us

Other

サインアップ

偶然から生まれる世界に1つだけのテキスタイル「unintended textile」

2017.3.16


たとえば、テキスタイルCADを使用すれば仕上がりをシュミレーションできるし、均一にそろっている柄は品質を保証するために重要な要素かもしれない。でもたまには冒険して、どんな仕上がりになるのかわからないドキドキ感を味わってみるのも楽しいと思う。


「rétela(リテラ)」は廃棄されるモノにフォーカスし、人の手によって再構築して新しい価値を見出すアップサイクルブランド。レジ袋を再生した素材で作ったカラフルなシューズやバッグなんかも手がけていた。


エシカルやフェアトレードといったワードが注目されるようになり、私たち消費者も、カワイイとかおしゃれであることはもちろん大事だけれど、それだけではない新しい視点でモノの価値を感じるようになってきたと思う。


「rétela」が生み出すプロダクトは、そんな私たちの心をぎゅっと掴んで離さない。




「モノづくり」を共有し、新たな価値を生み出す


「rétela」がこの春新たに生み出したのが、「unintended textile」という、色鮮やかで、まだらな模様のキスタイル。インドの代表的な手仕事「ブロックプリント」から生まれたものだ。


この布は、もともとインドの工場でブロックプリントの作業の際に土台に敷いている布で、普段は捨てられているのだという。それを「rétela」のデザイナーの大越さんが回収して、バッグやルームシューズ、エプロンなどのライフスタイル雑貨へとリユースした。


彼女はこのアイデアを思いつき独自に仕入れ先をあたったそう。しかし日本ではブロックプリントから生まれるこの布の存在を知る人は少ないため、なかなか取り合ってもらえなかったという。諦めかけたそのときに知人の紹介でやっと仕入れ先を見つけ、ようやく製品化までたどり着いた。


そして、「インドの歴史的な手作業から思いついたアイデアだから」と、現地の工場に相応の報酬を還元し、今でも生産はインドで行っている。現地と連携し、生産することで、サスティナブルな流通を目指しているのだ。



2月に開かれた「rooms34」に出展していた大越さんにお話を伺うと、ライフスタイル雑貨になる前の大きな布を広げながら、やさしい顔でうれしそうに、こう話してくれた。


「毎回どんな色、どんな表情の布が届くのかわからずドキドキして……、毎回ちゃんと製品にできる布が来るのか、不安なときもあります。でも、届いた布を見ると同じものは2つとない、おもしろい布が届くんです」


両腕をいっぱいに広げてようやく持てるくらいの大きな布は、部分ごとに色が違ったり、不規則な柄のようなものが見えたりする。決して派手ではなく、でも鮮やかな色。


「rétela」が生み出すプロダクトの背景には、エシカルという言葉だけでは見えないストーリーがある。


時間の重なりによって計算ではできない色や柄が描かれ、世界に1つしかないテキスタイルが出来上がる。インドの伝統的なブロックプリントと大越さんはモノづくりを共有し、偶然の出会いから新しい価値を生み出した。



写真提供:rétela

文・髙橋優海

コメント 0
THE WORLD ELEMENTS この機能を利用するためには、App Storeでアプリをダウンロードする必要があります。 App Storeからダウンロード
閉じる
OTHER STORY
Loading...
ITEM RANKING
Loading...
SHOWCASE RANKING
Loading...