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糸を織った個性派アクセサリーが誕生するまで|nezu(ネズ)

2017.7.14


「nezu」のアクセサリーは独特だ。


四角やジグザグ、直線的なフォルムに糸が巻きつけられ、固そうなのにやわらかそうであり、幾何学的なのにほっこりしていて、男性的でもあり、女性的でもあって……。


「そうなんです。相反するものを組み合わせて新しいものを作る、それが『nezu』が目指しているところで」


と語るのは「nezu」を生み出した三島友加里さんだ。



“おちょぼさん"に見守られて


三島さんが生まれたのは岐阜県海津市。通称“おちょぼさん"と呼ばれる千代保稲荷神社の門前町で、名物の鮒味噌を売る土産物店の看板娘として、すくすくと育った。


「子どもの頃から洋服が好きで、初めて自分で服を作ったのが小学校6年生のとき。ティアードのギャザースカートだったことを覚えています」


その気持ちは収まることを知らず、高校から本格的に服飾について学びはじめた彼女。専門学校は名古屋へ、そして就職は憧れの東京を目指した。


「本当は専門学校から東京へ行きたかったのですが、叶わなくて。だから就職は『絶対に東京で!』と決めていました」


だが、多くの時間を地元で過ごしたことが「nezu」の誕生に結びつくことになることを、そのときは誰も知る由もなかった。


大手アパレルで学んだ仕事の基礎


三島さんが就職したのは、デパートなどに出店する大手アパレルメーカー。


「いわゆる大御所のチーフデザイナーのもと、アシスタントとして服やアクセサリーのデザインに携わっていました」


現場においての作業はもちろんのこと、ブランド理念やシーズンごとのコンセプトの立て方など、ファッションビジネスの多くを8年かけて学んだ。


「2015年の2月に退職することになったのですが、そのときは次に何を始めるかは定まっていませんでした」


自分のオリジンを探して


退職後、新たな自分の表現を模索しはじめた三島さん。


「アパレルのことがわかっていただけに、洋服では自分の納得できるものを作るのは難しいかなと感じていて。それよりも自分の手の中で生み出せる、アクセサリーがいいかなと」


とはいえアクセサリーには彫金など、服作りとは異なる技術が必要となる。


「それらは今から学んだとして、すぐに結果が出るものでもない。それよりも自分にしかできないこととは何だろうと考え尽くした結果、自分のルーツに辿り着いたんです」


三島さんが育った海津市に隣接する羽鳥市は、その昔は「尾張国」と呼ばれ、日本最大の毛織物の産地として知られる土地だ。


「実家にいた頃、『ゆかりちゃんが洋服を作っている』と聞いた近所の人から、糸や生地を差し入れでもらうことが何度もあったんです。布や糸を扱う人が周りにたくさんいたことが、服作りに興味を持ったきっかけでもあったし、地元を愛する気持ちをアクセサリーで表現できたら素敵だろうなって」


そして試行錯誤の結果、生み出されたのが「nezu」のファーストコレクションとなるアクセサリーたちだ。


初期の作品。人気のメガネも初期からある。


「生地は縦糸と横糸でできているじゃないですか。その縦糸を固いもの、横糸を毛糸や糸などやわらかいもので“織って"みたらどうなるんだろうと」


実際に手を動かしながら試作を続けたこれらの作品を、さっそく展示会で発表したところ、初回から好評を得ることができた。



「発表するまでは"誰も見てくれないんじゃないか"と、不安な気持ちもありましたが、ひとまず好スタートをきれたことは、ありがたかったですね」



さらなる恩返しを目指して


「nezu」のコレクションはシーズンコンセプトを立て、イメージマップを作るところからはじまる。

「たとえば2107SSは『反射』をテーマに、さまざまな素材で反射率の異なる光をアクセサリーに落とし込む、ということを考えました。同時に色、価格、大きさ、販売場所などをチャートにしたボードを作成して、具体的に何を作ればいいのか計画を立てていきます」


アイテムもほとんどが1シーズン限りのもので、一期一会の出会いが楽しめるのも「nezu」の特徴。


「ほかの人がやらないことをしていくことで、ブランドを育てていきたいという思いもあります」


デザイナーとしてのひらめきを形にすることと、ビジネスとして成り立たせていくこと。その両側面を考えられるのは、アパレルで得た経験がなせるもの。さらに来シーズンは念願の地元・尾州の企業とのコラボレーションも予定されている。


こちらの糸も尾州産。「地元の屋台でおばあちゃんから買いました」


「アクセサリーはその日の気分を彩るもの。私自身がわくわくしながら作っているので、その気持ちが身につけた人にも伝わるといいなと思います」


「nezu」のアクセサリーは、全国各地のショップで見つけることができる。またミツカルストア各店では2017年5月17日まで「nezuスプリングフェア」が開催中。池袋店(5/13)では来店イベントも予定されているとのことなので、彼女のクリエイションについて興味を持った方はぜひ訪れてみて。



nezu

http://nezunezu.com/


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