FOR USER
App Storeからダウンロード
FOR SHOP
出店する
出店する

THE WORLD ELEMENTS

Follow Us

Other

サインアップ

ソーセージにはこれがなくちゃ。西ドイツ地方なら、ライオン印のマスタード|[ドイツの定番品]

2016.12.20




ドイツの王道ファストフードといえば、焼きソーセージ。街角には、炭火で焼いたソーセージを、小さなパンに挟んで出してくれる立ち食いスタンドがたくさんあります。アツアツをガブッとかじれば、もう最高。どこで食べてもハズレのないおいしさです。


スタンドにはだいたい、黄色と赤のポンプが置かれています。そう、その色が示すとおり、マスタードとケチャップです。 好みでどちらを付けてもいいのですが、観察しているとマスタード派のほうが多いように思います。


ドイツのマスタードメーカーは大小さまざまありますが、おもに東部ドイツではBautz'ner(バウツナー)、西部ドイツではLöwensenf(レーヴェンゼンフ)のシェアが高いです。これはそれぞれのメーカーがその地方にあるからです。

私が住んでいるベルリンは東部ドイツなのでBautz'nerを見かける機会が多いのですが、今日ご紹介するのはLöwensenfです。



創業から100年以上。ヨーロッパの歴史の共に歩んだ会社の変遷



商品名を直訳すると、ライオンマスタード。三白眼気味の、迫力あるライオンマークが目印です。 チューブ入りのほかに、ガラス容器入りもあります。


Löwensenfを製造しているレーヴェンゼンフ有限会社は現在、西部ドイツのデュッセルドルフにありますが、創業地は現在フランス・ロートリンゲン地方の街、メッツです。これはヨーロッパ史の変遷に伴うもの。ロートリンゲン地方はフランスのアルザス地方とともに、あるときはドイツ領、あるときはフランス領になった地域で、1903年の創業当時はドイツに属していました。


しかし第一次世界大戦後はフランス領になり、ドイツ人はその地を離れることになりました。こうして会社はデュッセルドルフに移ったのです。


デュッセルドルフでは、移転よりも遥か前の1726年にドイツで最初のマスタード会社が生まれていました。その後レーヴェンゼンフ有限会社は、このドイツ最古のマスタード会社を買収し今に至ります。


Löwensenfのロゴマークも、デュッセルドルフのライオンの紋章に由来しているんだとか。



ドレッシングにするのもおすすめ。けど超辛口には気をつけて!



マスタードは、何もソーセージにつけるだけではありません。


例えばドレッシング。ハニー・マスタードドレッシングは、ドイツで人気のレシピです。オリーブオイルとお酢にマスタードとハチミツを加えたシンプルなもので、ピリッとした辛さと、優しい甘みが調和しています。さっぱりとした味はどんなサラダにも合うので、私もよく作っています。


そのほかパンに塗ったり、肉料理に使われたりと、ドイツで大活躍の調味料といえるでしょう。



Löwensenfのマスタードには、超辛口、中辛、マイルドなど数種類がラインナップされています。看板商品は、写真の赤いラベルの超辛口。鼻にツンと来るほどの辛さなので、使う量はほどほどに。

■レーヴェンゼンフ有限会社:http://www.loewensenf.de/


■著者プロフィール

久保田由希(くぼた・ゆき)

東京都出身。出版社勤務の後、フリーライターとなる。ただ単に住んでみたいという気持ちから、2002年にベルリンへ渡りそのまま在住。著書や雑誌への寄稿を通して、ベルリン・ドイツのライフスタイルを中心とした情報を発信している。散歩をしながらスナップ写真を撮ることと、ビールが大好き。著書に『ベルリンの大人の部屋』(辰巳出版)、『歩いてまわる小さなベルリン』(大和書房)、『かわいいドイツに、会いに行く』(清流出版)ほか多数。新刊『きらめくドイツ クリスマスマーケットの旅』(マイナビ出版)が発売されたばかり。

ホームページ:Kubota Magazin






コメント 0
THE WORLD ELEMENTS この機能を利用するためには、App Storeでアプリをダウンロードする必要があります。 App Storeからダウンロード
閉じる
OTHER STORY
Loading...
ITEM RANKING
Loading...
SHOWCASE RANKING
Loading...