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​ヴィンテージ食器にイラストで新たな物語を吹き込む|『wennn...(ヴェン...)』・ヤスミン・ザイデルさん

2016.10.25



クラシックなデザインの白いお皿やティーポット。その隅っこにプリントされた猫の後ろ姿や小鳥、女の子のイラスト。小鳥の上には雨粒が降っていたり、猫の下には花びらが散っていたり。繊細なイラストを眺めていると、そこから何かの物語が始まっていくようです。


50〜60年代のヴィンテージ食器に自身のイラストをプリント





『wennn...(ヴェン...)』というブランド名は、日本語で「もしも…なら」という意味。

「もしもこの猫が歩き出したら…もし小鳥たちが飛び立ったら…っていうように、手に取った人にそれぞれの物語を紡いでいってほしいの」と話すのは、この食器を生み出しているヤスミン・ザイデルさん。ベルリンにある自宅アパートの一室をアトリエにしてイラストを描き、食器に焼き付けています。




※イラストをモチーフごとに切って、組み合わせる。イラストはペンで描いたり、写真を加工することも。




使用する食器は主に50〜60年代製の白いヴィンテージ品で、ヤスミンさんが蚤の市やユーズドショップで自ら仕入れたもの。

この年代のドイツ製食器は、ゆるやかなカーブを描いたエレガントな形が特徴で、ゴールドなどの縁取りが施されていたりします。この優美さは、モダンなデザインが主流の現行品には出せません。ファンも多くヴィンテージ食器を使っているカフェもあります。







ヤスミンさんは、こうした白いヴィンテージ食器に自分で描いたイラストをシルクスクリーンで印刷し、ネットショップやセレクトショップで販売。モダンでシンプルなプロダクトデザインが主流なドイツ製品の中で、wennn...の食器はそれらとは一線を画す、優しくてかわいい雰囲気があり、独特の存在感を放っています。

イラストは猫などの決まったモチーフがいくつかあり、食器ごとに組み合わせていくのだそう。

「まず食器をじっと眺めてみるの。すると頭の中で物語のイメージが湧いてくる。そうやってイラストをどう散らすかを考えるのよ」と、ヤスミンさんの中には一つひとつの食器に物語が広がっています。


時代をつなぐ役割も果たすwennn...の食器



ドイツでは家族代々で食器や家具を受け継いでいくことが多いのですが、中には「時代遅れ」と思う人も。しかし、そんな食器も、ヤスミンさんのイラストが加わることで、世代を超えて愛される品へと生まれ変わります。

ヤスミンさんの元には年配の方から「孫に昔使っていた食器をプレゼントしたいけど、そのままだと欲しがらないのでwennn...のイラストを入れて贈りたい」という注文もあるのだとか。



ドイツでは最近「アップサイクリング」という考え方も浸透しています。これは古いものに手を加えることで、本来よりも価値が増した品を指しますが、wennn...の食器はまさに、アップサイクリングと言えます。

ヤスミンさんは現在、新たなテイストの品を創り出そうと水彩画にもチャレンジしているところ。wennn...の物語はこれからも続いていきます。

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