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​【ベルリンのお店】「それは100年前の活字だよ」2000個以上のアイテムが並ぶタイポグラフィショップ「TYPE HYPE」

2016.10.12



世界からクリエイターが集まる街、ベルリン。その中心部のミッテ地区には、ファッションブランドが並ぶショッピングストリートが続いています。その一角にたたずむのがTYPE HYPE。お店の前にはパラソルとテーブルが置かれ、お客さんたちがコーヒーを飲んでいます。でも店内は普通のカフェではなさそう。ちょっと気になるので、入ってみましょう。





—こんにちは。

こんにちは。

—外でコーヒーを飲んでいるお客さんがいるんですが、ここはカフェなんですか?

そうだよ。ただカフェでもあるけど、オリジナルグッズを扱うショップでもあるんだ。

—店内にあるノートやクッションですか?

ここにある商品は全部オリジナルだよ。

—どの商品にもアルファベットがプリントされていますね。

タイポグラフィをテーマにしているんだ。

—たくさんありますね〜!

全部で2000以上のアイテムがあるよ。

—そんなに!?

雑貨やキッチンツール、食品、紙ものまで全部ね。

—デザインもいろいろあるみたいですね。

デザインは5つのラインに分かれていて、それぞれに雑貨や紙もの商品を揃えているんだ。

※シンプル&クリアなデザイン|DIN Berlin
ドイツで長年親しまれている活字を使ったデザインシリーズ。アルファベットの1文字を大胆にデザイン。色はブラック、ゴールド、ホワイト。モダンな雰囲気を演出したいときに。


—このシンプルな活字は?

DIN Berlinというラインの活字だよ。

—かわいいですね。

この活字は100年以上前にベルリンで誕生したんだよ。

—へ〜! でも全然古臭くありませんね。

普遍性のある活字だからね。長いこと車のナンバーや看板などに使われていたんだ。

—なんだかいかにもドイツっぽい感じです。


—このクッションいいですね。好きかも。

これはMade in Mitteというライン。アルファベットとイラストを組み合わせているんだ。

—イラストの色合いもいい感じです。

色とイラストとアルファベット、クリエイティブな要素が混じり合うのがコンセプトだよ。

※カラフル&クリエイティブ|Made in Mitte
ほどよくかわいいデザイン。クッションのほか、カード類、キッチンクロスなどいろいろ。主張しすぎないデザインなので、幅広いシーンで使えそう。モノクロシリーズMade in Mitteブラック&ホワイトもあります。


—奥にも部屋があるんですか?

どうぞ、行ってみて。




—この活字の引き出し、まるで博物館みたい。



それは、昔使われていた鉛製の活字だよ。



—かっこいいですね。



今はもう使われていなくて、展示しているだけなんだけどね。



—ほかの引き出しを開けてもいいですか?



どうぞ、どうぞ。ところで、何か飲み物はいかが?



—あ、ありがとうございます。じゃあカプチーノにします。




—マイルドでとっても飲みやすい!



市内にある焙煎所のコーヒー豆を使っているんだ。



—ラテアートもステキです。



ミルクはオーガニックだよ。



—ところで、どうしてカフェもあるんですか?



これは昔の活字に関する風習と関係があるんだ。



—というと?



活字は鉛でできていて、体に蓄積すると有毒なんだ。



—へぇ、知らなかったです。



だから昔の活字工房で働いていた若者たちは、その毒性から体を守るためにミルクを何リットルも飲んだらしいんだよ。



—それでカフェも作ったんですか。



今はもう鉛の活字は使わないから体に悪いものはないんだけど、活字をコンセプトにしたお店だから、昔の風習を取り入れたんだ。



—このコーヒー、おいしいです。



コーヒー豆も売っているよ。他に、ジャムやオイルも。



—本当だ。ジャムは何種類もありますね。



ストロベリー&キセンカとか、4種類あるよ。

※オリジナリティあるフレーバー|ジャム
ストロベリー&キセンカ、洋ナシ&ラベンダー、オレンジフラワー、サワーチェリー&シナモンなど、ユニークな味の組み合わせが特徴のジャム。保存料不使用。




—コーヒーがおいしかったし、古い活字も見られたし、なんだかすごく充実した時間でした。



それはよかった。また来てね。



—また来ます。さようなら。



さようなら。





タイポグラフィをコンセプトに、オリジナルグッズ、カフェ、食品と幅広く展開しているTYPE HYPE。すべてのグッズはベルリンでデザインされ、ドイツとオーストリアの工房で製造されています。オリジナルグッズはインターネットで注文もできます。



店内は大きなコーヒーカウンターと、窓際に置かれたチェア、古い印刷機。棚はぎっしりと埋め尽くされた商品。窓際のスペースで、カウンターの脇で、コーヒーや選び抜かれた食材で作ったフードをつまむお客さんたち。ここには活字を中心とした、ひとつの世界が広がっています。



ハイセンスな雰囲気ですが、スタッフは親切でフレンドリー。隣にホテルがあるので、旅行者も大勢やって来ます。ベルリンのおみやげに探しに、ちょっと特別なひとときに、おすすめのお店です。




TYPE HYPE

住所:Rosa-Luxemburg-Str. 9-13, 10178 Berlin

TEL:+49.30.27 59 14 - 04

OPEN:月〜土 8:00-20:00

公式サイト: https://www.typehype.com/



■著者プロフィール
久保田由希(くぼた・ゆき)
東京都出身。出版社勤務の後、フリーライターとなる。ただ単に住んでみたいという気持ちから、2002年にベルリンへ渡りそのまま在住。著書や雑誌への寄稿を通して、ベルリン・ドイツのライフスタイルを中心とした情報を発信している。散歩をしながらスナップ写真を撮ることと、ビールが大好き。著書に『ベルリンの大人の部屋』(辰巳出版)、『歩いてまわる小さなベルリン』(大和書房)ほか多数。近著に、ドイツの伝統工芸品やクリスマスなどを紹介した『かわいいドイツに、会いに行く』(清流出版)。
ホームページ: Kubota Magazin

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