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パリジャンの襟元をダンディに飾る個性派ボウタイ|Cinabre Paris[パリ]

2017.6.3


パリ10区。旅行者にはあまり馴染みのない地区ですが、ここ数年で注目のレストランやショップが次々と誕生し、普段着のパリを楽しめるエリアになりました。2011年、オートヴィル通りにオープンしたボウタイのブランド「Cinabre Paris(シナブル・パリ)」もその1つ。彼や夫へのプレゼントを探しに来る女性客も多いというこのお店を訪ねてみました。



—ボンジュール!


「Cinabre Paris(シナブル・パリ)」へようこそ! オーナーでデザイナーのアレクサンドルです。


—濃紺のファサードが素敵ですね。


ありがとう。「ここに来ると落ち着く」って言ってくれるお客さんが多くて、僕もうれしいよ。



—確かにリラックスできる空間ですね。ソファに座ってぼーっとしたくなります。


お気に入りアーティストの壁紙を貼ったり、時間をかけて探し集めたアンティーク家具を置いたり、内装にもこだわったんだ。




—小さな引き出しがたくさんあるこの家具もアンティーク?


そう、眼鏡屋さんが使っていた古い家具なんだ。 引き出しを開けると商品が出てくるのって、宝物探しみたいで楽しいでしょ?


—確かに、全部開けたくなる衝動にかられますね(笑)


遠慮せずにどんどん見て! この店を訪れる人はみんな、引き出しを次々開けていくから。



—わー、いろんな柄や素材のボウタイがたくさん!


チェック、リバティー、ニット、ツイードなどの定番から、アメリカから仕入れたビンテージのバンダナやジャージを使ったものまで、いろんなバリエーションがあるんだ。




—見るからに仕立てが良さそうですが、すべて手作り?


そう、「Cinabre Paris」のアイテムはすべてメイド・イン・フランスで、職人さんの手縫い。ブランド立ち上げのときにこだわった点の1つでもあって、「これだ!」と思える職人さんに出会うまでフランス中を探しまわったよ。


—アトリエはどこにあるんですか?


ボウタイとネクタイは、ロワール・エ・シェール県のアトリエで母娘3代にわたるクチュリエールが手縫いをしている。何度結んでほどいても、しっかりとしているんだ。



—ビンテージ生地以外の布もフランス製?


もちろん。パリでデザインしたオリジナルモチーフも含めて、リヨンから近い工場で製造されている上質な生地を使っているよ。


—すべてのアイテムに貼られている赤いシルクの裏地が、とても印象的ですね。


ブランド名の「シナブル」は「辰砂(しんしゃ)」という石の独特な赤色からインスパイアされているんだ。だから、裏地や縫い糸に用いている赤色はブランドのシンボルカラーともいえるかな。





—カードケースも赤が差し色になっていて、かっこいいですね。


ありがとう。出来上がるまでに半年かけた自信のアイテムだよ。身軽で夜遊びしたい人のために、カードのスリットを4つ、そして中央にファスナー付きのコインケースを付けたんだ。



—ほかにもこだわりポイントはありますか?


ネクタイには必ずお客さまやプレゼントされる人の名前と日付を入れるんだ。日付は買った日でもいいし、誕生日や記念日でもいい。昔、叔父がパリで購入したオーダーメイドのスーツの裏に記名タグがついていて、自分のブランドでも必ずこのサービスをしようと考えていたんだ。




—ところで、店内のいたるところに、ブリキのロボットや戦隊モノフィギュアが置いてありますが…


僕の趣味(笑)。SFが大好きで少しずつコレクションしているものを飾っているんだ。「UFO」と名付けたシリーズはUFOやロボット、土星をテーマにしたコスミックなモチーフを付けたんだ。




—「Cinabre Paris」を立ち上げる前は、何をしていんですか?


ファッション業界とはまったく違う仕事をしていたんだけど、30歳で一念発起してデザイナーになろうと思ったんだ。


—それは見事な転身ですね!


母方の大叔父と曽祖父が仕立屋だったこともあって、昔からモードにはすごく興味を持っていたから。運良くミシェル・ゴマのもとに、いわゆる弟子入りすることができて、デザインに関しては彼から多くのことを学ばせてもらった。


—ミシェル・ゴマといえば、80年代の「BALENCIAGA(バレンシアガ)」や「CARVEN(カルヴェン)」でデザイナーをしていた方ですよね?


そうだよ。デザインの技術だけでなく、彼自身のエレガンスな生き方にも大きな影響を受けたよ。




—あえてボウタイやネクタイのブランドを立ち上げようと思った理由は?


もともとボウタイが好きだったんだけど 、買うとなると好みのものが見つからなくて。そこで自作したボウタイを着けていたら、みんなから「かっこいいね」「どこで見つけたの?」と意外にも評判が良くて。


—なるほど。ボウタイって普段着にはハードル高そうなアイテムだと思うんですが…


おしゃれな人の間では定番になっているけど、一般的にはようやく浸透してきたかな、という感じ。



—結婚式のようなスペシャルなイベント向けという印象が強いんでしょうね。


そうだね。僕のブランドでもスペシャルオケージョンに合うノーブルな素材のタイもそろえているよ。でも、メンズファッションってトップスもボトムスもあまりバリエーションがなくて、みんな似たようなコーディネートになりがちだから、普段からボウタイやネクタイ、ピンブローチで個性とオリジナリティを出せたらおもしろいなと思ってる。




—ピンブローチは女の子でも着けたくなる可憐さがありますね。


ブローチは、オートクチュールのコサージュを専門に作っている老舗のアトリエで、職人たちが丁寧に手作りしているんだ。日本の男性は本当におしゃれだから、上手に取り入れてくれそう。



—日本人のお客さんもいらっしゃいますか?


おかげさまで。日本の方は1つずつじっくりアイテムを見たり、素材の話を聞いてくれたり、好奇心旺盛な人が多くてとてもうれしいよ。


—女性のお客さんも多いと聞いたのですが…


そうそう、男性へのプレゼントを探しに来る女性も多いんだ。ボウタイだけでなく、ネクタイもスタンダードなものから個性的なものまでそろっているから、男性へのパリらしいお土産として喜ばれているみたい。



—最後に、おすすめのコーディネートを。


日本の男性は会社へ行くスーツスタイルでも妥協せずに、おしゃれに気を使っているところがすごいと思う。そこにぜひ、「Cinabre Paris」のネクタイで個性をプラスしてもらえるとうれしいな。オフの日は、今日のスタッフのコーディネートみたいに、セーターと合わせて外した感じで楽しんでみて。



フランスが誇る職人の熟練の技を大切にしながら、日々の暮らしにも上質な素材と気負わないエレガンスを提案してくれる「Cinabre Paris」。日本の百貨店やセレクトショップでも購入できますが、パリに行ったらぜひ、とても気さくでお話好きなアレクサンドルさんに会いにショップを訪ねてみてください。オンライン購入&日本配送もOKです。


Cinabre Paris

20 rue d'Hauteville 75010

月-金10:00〜19:30、土14:00〜19:00、日休

https://www.cinabre-paris.com



著者プロフィール|Tricolor Paris

トリコロル・パリはフランスに暮らす荻野雅代と桜井道子、ふたりの日本人からなるユニット。パリ関連のガイドブックを執筆・撮影するかたわら、2010年にスタートしたサイトにて、パリのおすすめショップやレストラン、イベント・観光情報はもちろん、フランスのニュースやパリの天気を服装で綴る「お天気カレンダー」など、独自の目線で「フランスの旬」を日々発信している。

http://www.tricolorparis.com


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