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クールに走りたいロンドンのサイクリストたちが伝導するエコ・カルチャー|Rapha London(ラファ ロンドン)

2017.6.3


ロンドン中心部のピカデリー・サーカスすぐ近く。ビルで使う電力のすべてを水素エネルギー・システムで効率的にまかなっているという、ロンドンではまだ珍しいエコ・ビルがあります。そのビルにショップをオープンして以来、大成功を収めているサイクルウェア・ショップ、「Rapha (ラファ)」を訪ねて、人気の理由を探ってみました。



—おはようございます。今日はすごい雨ですね!


おはよう!


—「Rapha」 のグローバルPRのカティさんですね?今日は雨の中、オフィスからお店に来てくださってありがとうございます。


とんでもない。私たちのブランドに興味を持ってくれてありがとう。



—サイクリストのためのサイクルウェア・ショップがSohoのど真中にあるなんて、正直驚きです。


そうね、でも、ここはただのショップではないのよ。


—というと?


正確にはサイクリストたちが拠点とする「クラブハウス」なの。母体は「Rapha Cycling Club(RCC)」。ロンドンで初めてのサイクリング・クラブよ。


—会員以外でも……?


もちろんウェルカム。



—ここで、お客さんはどんなことをするんですか?


情報交換をしたり、大スクリーンで一緒にレースを観戦したり、コーヒーを飲んでくつろいだり……。


—買い物をするところなのでは?


もちろん買い物もできるけど、ふらっとサイクリングの途中で立ち寄ってもらって、ただ見て回ったり、休憩をするだけでもいいの。ブランドの雰囲気を楽しんでもらえれば。



—おもしろいコンセプトですね。それは創業者の方の考えですか?


そう。創業したのはロンドナーのサイモン・モットラム。本人もサイクリストなんだけど、自分が着たいと思うカッコいいサイクリスト用の服がなかったという理由で2004年にブランドを立ち上げているから、企業カルチャーには一家言あるのよ。


—今やロンドンにはおしゃれな自転車屋さんやサイクルウェア・ショップがたくさんあるけれど、当時は画期的だったんですね。


初期の頃から日本にも支部があったのよ。サイモンがトレード・ショーで会った日本人と意気投合したらしいの。今では東京と大阪にクラブハウスがあるの。


—日本にもあるなんて素晴らしい!


「Rapha」は日本でとても人気があるのよ。今はアメリカやオーストラリアをはじめ、14カ所にクラブハウスがあるの。



—このクラブハウスはいつできたの?


ここが最初のクラブハウスで、ちょうどロンドン・オリンピックがあった2012年にできたの。あの年はすごかった!


—ロンドン中がスポーツ熱に沸いていたときですね。


街中のいたるところで、みんなスポーツ観戦していた。ちょうど私が入社した年でもあって、その頃は本社に40名が勤めているだけだったけれど、今は全世界で350人が働いているのよ。


—急成長していますね!


サイクリストの需要があったのね。


—サイクリストには特別な洋服が必要なんですか?


普通のシャツだと後ろの身丈が短いかもしれないし、もっとカジュアルなほうがいいでしょ?


—より快適に走るための洋服なんですね。

私が今着ているのは「Rapha」のシャツなんだけど、ストレッチ素材で通気性も良く、抗菌加工も施してあるの。だから臭わないし!




—デザインは誰が?


ロンドン本社のデザイン・チーム。世界中にあるクラブハウスで扱う洋服から店舗デザインまで、 すべてロンドン本社のチームがコントロールしているの。


—私たち日本人は、西洋の人に比べて体が小さいでしょう? 合うものがあるかしら。


いい質問ね。心配しないで。デザインの種類によって必ず合うものがあるから。ショップ・マネージャーのジョナサンに聞いてみましょうか?


—こんにちは、ジョナサン!日本人にはどんなタイプが合うのかしら?


この「エアロ・ジャージ」の小さいサイズはアジア人の体にぴったりフィットすると思うよ。



—どうしてナミビアって書いてあるの?


ナミビアのプロ・サイクリスト・チームのために開発されたジャージだから。通気性にとてもすぐれているので、日本みたいな暑い国に最適だよ。



—このディスプレイされているジャージは?


これはイギリスのプロ・サイクリストのマーク・カヴェンディッシュがベルギーで開催された「ゲント・シックス・デイ」で優勝したときに着ていたユニフォームだ。彼のために特別に作られたジャージなんだ。


—すごいですね!ほかにはどんなタイプの服が?


大きく分けて2つのタイプがある。1つは昔からのサイクリストたちがよく着ているようなカジュアルなタイプ。


—つまり、普段着の延長みたいな?


そうそう、あまり体にぴったりしすぎなくて、色も控えめな感じの。


—もう1つのタイプは?


「プロティーン」と呼ばれるタイプで、レースに出ないまでも、速さを考慮しているサイクリストのためのアウトフィットだ。

—なるほど!体にぴたっとした服を着ていて、風のように走り去っていく彼らですね。


そんな感じ。


—ありがとう、ジョナサン。カティ、「Rapha」の商品は他にどこで買えるの?


私たちの商品は「Rapha」のクラブハウスか、公式オンラインでしか買えないの。だからぜひ、クラブハウスに来てみてね。



—「Rapha」のお客さんって、どんな人が多いの?


コアなサイクリストが多いわね。そして、音楽やデザイン、アートといったカルチャーへの関心が高い人たち。


—へぇ、どうしてかしら?


ファッション性の高いサイクルウェアに興味を持つ層だもの。


—なるほど。年齢層は?


30代から60代くらいの落ちついた層。すごく安いブランドというわけではないから。「Rapha」のユニークさに惹かれる人も多いのよ。








—ユニークさって、例えば?


私たちが主催するサイクリング・イベントや集まりね。「サミット」と呼ばれる会員同士の親睦を目的としたギャザリングがあるの。最近はカリフォルニアのナパ・ヴァレーやイタリアのトスカーナで会員のサミットがあったのよ。


—世界規模ですね!


各国のクラブハウスで独自イベントも主催しているから、ぜひチェックしてみてね。


—会員数はどのくらい?


今は 8000人ほど。世界のどこにいても、同じ志向の人が多いから、どのイベントに参加しても友達を作れると思うわ。



—併設のカフェも素敵ですよね!


ロンドンの中心部にもサイクリストたちはたくさんいて、彼らはどこかに行く途中に、ここに立ち寄るの。カフェは大切。サイクリストたちはコーヒーが大好きだから。


—そこがずっと不思議だったんです。最近ロンドンでよく見かける自転車ショップも、やっぱりコーヒー屋さんが併設されていて。どうしてそうなったのかしら?


サイクリングの歴史が長いイタリアのサイクリング・シーンと関係しているみたい。


—イタリア人だから、エスプレッソ文化!?


まさしく(笑)。自転車を漕いでいると、とても疲れるし、カフェインが必要になるのよ!


—コーヒーがエネルギー・ドリンクになるんですね(笑)



それに、自転車を漕いだあとにふつうのカフェに入ると、汗だくでヘルメットを持っていたりして、ちょっと浮いちゃうことってあるでしょう?


—あるでしょうね……。


だからサイモンは、サイクリストたちに家にいるようにくつろいでもらえる場所を提供したくて、このクラブハウスを作ったの。


—クラブハウスがなかった時代のサイクリストたちが気の毒になってきました。


どんな人もウェルカムよ。大きなスクリーンでレースを見たり、コーヒーを飲みながらくつろいだり、サイクリングの話をしたり。商品を買わなくてもかまわない。ただ私たちのブランドが創り上げた空間を楽しんでほしいの。



—コーヒーもおいしいし、また来ます!


ありがとう! いつで立ち寄ってね。



年間130ポンドのメンバーシップでカフェのコーヒーは飲み放題。割引セールは一般に先んじて通知をもらえるとか。「頻繁に立ち寄ってくれれば、それだけでペイオフしちゃうわ」というカティさんの言葉通り、月曜の朝から訪れるお客さんもたくさんいました。


ロンドンは慢性的な交通渋滞問題を抱え、ますます自転車移動への注目が集まっています。そんな中、「Rapha」はクールなブランドイメージを武器に、今後もますます健闘していくのだろうなと思いました。


現在はブラッドリー・ウィギンスの「Team Wiggins」、キャニオンの「UCIウィメンズ・チーム」といったプロ・チームをスポンサーするなど、プロからアマチュアまで幅広い層をターゲットにばく進中。環境にやさしく、健康的なサイクリングそのものの素晴らしさを、再認識しました。









Rapha London

85 Brewer Street, London W1F 9ZN

月-金 8:00〜 20:00 、土 8:30 -19:30、 日祝 11:00-18:00

http://pages.rapha.cc/ja/clubs-ja/london

著者プロフィール|江國まゆ

ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。出版社勤務を経て、1998年渡英。英系広告代理店にて翻訳ローカライズや日本語コピーライティングを担当し、2009年からフリーランス。趣味の食べ歩きブログが人気となり『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房)を出版。2014年にロンドン発の情報コミュニティマガジン「あぶそる〜とロンドン」を創刊、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむ。

http://www.ekumayu.com
あぶそる〜とロンドン http://www.absolute-london.co.uk


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