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今や全欧的なトレンドに。イギリス発の和風食器「Steelite Craft(スティーライト・クラフト)」【イギリスの新・定番】

2016.9.20



3年ほど前、北ロンドンにあるベッドタウンを歩いていたときのこと。初めて見るカフェに入ってコーヒーを頼んだら、出されたカップ&ソーサーがモダンな和食器のような風合いで「意外に気が利いている」と好印象を受けた。見た目の温かさだけでなく、手にしっくりとなじむ フォルムと大きさも、ちょうどいい塩梅なのだ。

実はイギリス企業が開発





その後、このカフェが大手スーパーマーケットが出資するチェーン店だと気づいて、なお驚いた。その頃から店舗数を増やし、今やスターバックスのように各タウンで見かけるようになった「Harris + Hoole(ハリス+フール)」だけれど、自社ロゴの入ったマグではなく、このカップ&ソーサーを使っているおかげで、まるで独立系カフェのようなスペシャル感を出すことに成功している。


ちょうどこの頃を境にして、このハリス+フールと同じ"和風"食器シリーズ=Steelite International(スティーライト・インターナショナル)社が作る「Craft(クラフト)」を使っている店が増えていると気づくようになった。ちょっと小洒落た今どきのレストランなら、その確率はさらに高くなる。


調べてみると、もとは1875年に創業したイギリス発祥の会社らしい。しかも 1968年から15年間は、かのロイヤル・ドルトンの傘下だったこともある。80年代にスティーライト・インターナショナルと社名を変え、その後はグローバル展開しつつぐんぐんと業績を伸ばしている元気な英企業は、小売りではなく主にレストランやホテルをターゲットにしているのでデパートで商品を見かけることは少ないけれども、欲しければオンライン販売で入手可能だ。



なぜ和風食器が好まれる?





近年はイギリスだけでなくヨーロッパの各都市にある洒落たレストランに行くと"和風" 食器を目にすることが多いので、もはや全欧的なトレンドだといっていい。といっても作家ものの高級な「本物の和食器」を使えるような余裕あるレストランは限られているから、あくまでも大量生産できる"和風"というのがミソなのだが。


ではなぜ、和風食器がもてはやされているのだろう?


思うに、真っ白でツルリとした洋食器もいいけれど、手びねりを思わせる温かみのある食器を使うと、「料理のムードが強調される」ことに、多くのシェフが気づいてしまったからではないだろうか。これは日本人ゆえのひいき目ではなくて、世の中の風潮がそれを証明しているのだ。




もともとイギリスには、田舎風のぼってりとした焼き物 「ストーンウェア」の伝統があるところへ、バーナード・リーチが和食器の種を蒔いた。それが今、この国で豊かに実り、日英の陶芸スタイルに多くの共通点を与えている。スティーライト・インターナショナル社のクラフト・シリーズは、そういった土壌に見事に花開いた工業品なのだろう。Steelite Craftの写真をもっと見たい方はこちらのリンクでどうぞ。


Steelite International 公式サイト


■著者プロフィール

江國まゆ(えくに・まゆ)

ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。出版社勤務を経て、1998年渡英。英系広告代理店にて翻訳ローカライズや日本語コピーライティングを担当し、2009年からフリーランス。趣味の食べ歩きブログが人気となり『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房)を出版。2014年にロンドン発の情報コミュニティeマガジン「あぶそる〜とロンドン」を創刊、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむ。
ホームページ: http://www.ekumayu.com
あぶそる〜とロンドン:http://www.absolute-london.co.uk

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