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カテゴリ不明な中目黒の異空間『tenjishitsu:Tür aus Holz』

2016.7.22


中目黒のビルの3階。ヨーロッパや日本のさまざまな年代の古道具が並ぶ。その空間の至るところから、なぜか小鳥のさえずりが聞こえてくる。室内に鳥がいるわけではない。

「この電話機は、変換してスピーカーにしてあります。あとこの額縁もスピーカー。種明かしすると、PCでプログラミングをして、いろいろな音が流れるようになっています。波の音だったり、ドアの閉まる音だったり。コンテンポラリーダンスの舞台音楽監督をしている熊地勇太さんに音響を手がけてもらいました。秋にはもっといろんな音を仕込んでインスタレーションなどの展示会を開催します」




今回取材に訪れた「tenjishitsu:Tür aus Holz(展示室 トゥアーアウスホルツ)」は中目黒の青葉台エリアにあるギャラリー兼古道具店。店主の内藤正雄さんがセレクトした国内外のアンティーク品が10坪ほどのスペースに並ぶ。展示室の名の通り、店内が一つの展示空間となっており、その中に古道具や音響や香りが演出されている。また、内藤さんと親交のあるアーティストを中心に不定期でエキシビションも開催している。

お店の各所に隠しスピーカーを仕込んで環境音を流すくらいだから、もちろん店主の内藤さんはただ者じゃない。ギャラリー兼古道具屋を経営するだけでなく、ケータリング、フードスタイリング、イベントプロデュースやディレクション、ウィンドウディスプレイ、またアーティストとしても活動していたりと、内藤さんの仕事は本当に多岐にわたる。


飲食店からキャリアをスタートした内藤さんは、都内や沖縄などさまざまな場所で飲食関連の仕事を経験。飲食のお店でイベントや展示をプロデュースし、もともと興味のあったアートやアンティーク、そして自分の世界観を表現する場として、2012年に横浜でtenjishitsu:Tür aus Holzの前身となるお店、「Tür aus Holz(トゥアーアウスホルツ)」をスタートする。

調理師学校に通っていたわけでも、美大に通っていたわけでもなく、料理もアートもすべて実践の中で学んできた内藤さんの仕事は、自由でジャンルの垣根にとらわれない。中目黒の居酒屋で初めて内藤さんに会ったとき、仕事の話を聞いても、正直何をやっている人なのかよくわからなかった。当たり前の話で、内藤さんの仕事をひと言で表す肩書は世の中に存在しない。正直いまも完璧に理解できているかと言われると、自信はない…。




お店に話を戻すと、そんな内藤さんがはじめたお店だから、"型"はない。前述の仕込みスピーカーのほかにも、レトロなテレビを積み上げたインスタレーションやフレグランスレーベル『yes(イエス)』が手がけた香りの演出。テレビは『LUFTZUG(ルフトツーク)』の遠藤豊さんがtenjishitsu:Tür aus Holzで展示をした際に使用したもの。『yes』のハーブティは店内で試飲もできる。




商品は18世紀のフランスの壺があったかと思えば、用途のわからない工業系の部品があったり、ドイツの古いボードゲーム、車のナンバー、イングランドのバス停の掲示板、海外のジンなどなど200点以上ある。

「公園のように、人が出会って交流できるパブリックな場所にしたくて、展示やトークショーなども行っています。ここでさまざまな人が出会い、何かが発信できるようになればいいなと思いますね」

ギャラリーのようでいて、アンティークショップのようでいて、どこか異世界の誰かの自宅のようでもある。カテゴライズ不可能なお店。ショッピングみたいな感覚でも、物味遊山でもぜひ立ち寄ってみてほしい。店主の内藤さんがきさくに出迎えてくれるはずだ。

tenjishitsu:Tür aus Holz
東京都目黒区青葉台2-20-9斉藤ビル3F
03-6303-3453
営業日は主に週末(展示期間中は変更有り)
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