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自宅でハチミツを作れちゃう!? ミツバチの巣が買える店|The Hive(ザ・ハイブ)[シカゴ]

2017.6.3


友人からおもしろいお店があると紹介してもらった「The Hive Chicago's Beekeeping Supply Store(ザ・ハイブ・シカゴ養蜂備品取扱店)」。ミツバチを飼うための道具がすべてそろい、さらに飼い方も教えてくれるとのこと。早速リサーチし、お店に行ってみることにしました。

場所はシカゴダウンタウンの西側に位置するNorth Lawndale(ノース・ローンデール)。実はここ、シカゴの中でもあまり治安が良くない地域といわれているウエストサイド。インタビューのためとはいえ、かなりドキドキです。



ーおはようございます!


おはよう! よく来てくれたね。僕がオーナーのネイマン・ギャンビル。共同オーナーのジョンももうすぐ来るよ。


ーはじめまして。ウエストサイドって来たことないから、ちょっとドキドキだったんです!


ここの一角は開発が進んで少しは良くなってきてるんだよ。学校やコミュニティーセンター、コミュニティーガーデンもできたしね。


ーそうなんですね。「The Hive」では、ビーキーピング(養蜂)を始めるための道具がそろうって聞いて来たんですけど……?


そう、ビーキーピングに必要なものが全部そろうよ。この木の箱やフレーム、ミツバチもね。




ーミツバチは、ここにはいないんですか?


今はいないけど、シーズンが始まる4月にカリフォルニアからミツバチが送られてくるんだ。ちょうど今、そのミツバチの予約を受け付けているところ。ほかにもルイジアナやフロリダからも取り寄せたりするよ。


ーへぇ〜。シカゴ生まれのミツバチじゃないんですね?


シカゴ育ちのミツバチは数が増えてくる5月に少し売るんだけど、まだ数が少ないんだ。将来的には、別の州からわざわざ取り寄せなくてもいいようにシカゴ生まれの数を増やすことが目標。シカゴの厳しい冬を生きのびたミツバチは強い遺伝子を持っているからね。


ーえっ!? 冬を生きのびるって、極寒の冬も外なんですか?


そう。冬もミツバチは外だよ。でも巣の中の温度は93℉(約33℃)ぐらいに保たれているんだ。自分たちの体を押し付けあって摩擦で熱を発生させてる。


お店の黒板には「ミツバチの秘密」が書かれている。

ー女王蜂は3〜4年の一生涯のうち、1日に600〜800個、もしくは1500個もの卵を産む。

ーミツバチは時速15マイルで飛ぶ。

ーミツバチは1分間に1140回羽ばたく。これがあの特徴的なブーンという音を出している。


ーミツバチってそんなすごい習性があるんですね。ミツバチの生態に関する知識はどうやって得たんですか?


本を読んで学んだよ。僕はインディアナの自然の豊かな場所で育ったんだ。父は弁護士だったんだけど、趣味で鶏や豚の飼育、農業をしててね。ビーキーピングもしてたんだ。だから、まったく知らないわけではなかったんだけど。


お店の近くのコミュニティーガーデンに設置してあるコロニー。


ーすごい! じゃ、それでこのビジネスを始めたんですか?


いや、このビジネスを始めたのは、本当にたまたまなんだ。僕は教師になりたかったんだけど、ちょうど不況の時期に大学を出て、なかなか職が見つからなくってね。僕の妻がガーフィールド・コンサバトリー(温室植物園)でボランティアをしていて、僕もそこでボランティアを始めた頃、ちょうどビーキーピングのポジションに空きが出て、任されたのが始まりなんだ。


ーそうだったんですね。「The Hive」を始めたのはいつ?


2016年3月だよ。前は別のビーキーピングのお店で働いていたんだけど、もっとビーキーピングを地域の人に興味を持ってもらって気軽に始められるようにしたくて、このお店を始めたんだ。



ーここでビーキーピングのノウハウを教えてもらえて、道具までそろうんですね!


そう、シカゴで備品を取り扱っていて、なおかつビーキーピングの教育をしているのはうちのお店だけ。備品の組み立てや、ビーワックスでできたシートをフレームに入れ込む作業を行なってるんだ。


ービーワックスでできたシートのフレームとは?


ビーワックスシートはミツバチが六角形の巣を作るベースとなる部分。プラスチック製のもあるけど、より自然なものにしたくてビーワックスを使ってるんだ。ここでシートを作って、フレームにはめ込む作業をしてるよ。


笑顔が素敵なストアマネージャーのロージーさん。立ち上げスタッフとして「The Hive」を支えています。とっても勉強熱心で働き者。近所に住んでいて、寝れない日は夜中でもお店に来てビーワックスシートを作っているそうです。


ビーワックスをリサイクルして、蜂の巣のベースとなるフレームにはめ込むシートを作ります。見た目はラザニア用パスタみたいな感じ。


ビーワックスシートをはめ込んだフレーム。ミツバチが作り出したものは無駄にせず、なるべく自然に近い形でミツバチを育てるのがモットーなのだそう。


ービーキーピングを始めるのに必要な環境ってありますか? 一戸建てじゃないとダメとか?


シカゴは大都市だけど、規制がそんなに厳しくないから、市内なら基本的にどこでもコロニー(木の箱とミツバチ)を設置できるよ。アパートでも裏庭やウッドデッキスペースがあって、家主さんがオッケーだったら大丈夫。


ーそうなんですか!? じゃ、私でもできるかも(笑)。




ーところで、ここではハチミツも販売してるんですか?


少しだけど置いてるよ。今年は容器とラベルをリニューアルして、ハチミツが取れた場所を書き加えて販売する予定なんだ。

今シーズンから、うちのハチミツはダウンタウンにある「 Dark Matter Coffeeというカフェに置いてもらうことになったから、ぜひ寄ってみて。






ーはい、行ってみます! 今日はミツバチの生態を知ることができて、とっても楽しかったです。すごく勉強になりました。ありがとうございました!


これから暖かくなって忙しくなるから、店にはほとんどいないかもしれないけど、ロージーはいるよ。またいつでもおいで!



ネイマンさんはもともと教師を目指していたこともあり、コロニーを設置している動物園や水族館で子どもたちにミツバチの生態を紹介したり、趣味でビーキーピングに興味がある人たちや養蜂ビジネスを始めたい人たちに向けてグループセミナーも行なったりしています。また、障害者のための職業訓練学校で教師としてビーキーパーを育て、教育者としても活躍しています。


大都市で自然と共に暮らせる安全でクリエイティブな環境を作り出し、「ミツバチの世話をすることで、季節を感じ取ることができる」というネイマンさん。自然と共存していけるポジティブなコミュニティーを作りたいという彼の信念は、現代のストレス社会の中で忘れかけていた大切なものを思い出させてくれたように感じました。


彼のこのあたたかい人柄は、多くのライクマインドな感性を持った人たちを引きつけ、シカゴをより良い街にしていくための先駆者として、活躍していくことでしょう。これからも目が離せないシカゴアンのビジネスオーナーです。






The Hive Chicago's Beekeeping Supply Store

3414 W Roosevelt Rd, Chicago, IL 60624

夏時間火-金 10:00–17:00、土日 10:00-15:00

冬時間水木10:00–17:00、土日 10:00-15:00

http://www.thehivesupply.com/



著者プロフィール | Hisae

シカゴ在住の広島県人。平和と自然をこよなく愛し、写真を撮ること、ロードバイク、ランニングが大好き。波乱万丈の人生を、いつも笑顔で楽しんでます♪


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